中古レコード市 in 神保町 2014.12.20

今年の4月ころまで神保町に店舗を構えていた「TURNTABLE TOKYO」と、ネットレコードショップ「オントエンリズムストア」の共同開催で行われた中古レコード市に行ってきました。

 会場は、神保町にひっそりとあるバー「ony's BAR」。ここは、神保町の中でも割りと人通りが少なくて落ち着いた錦華通りからさらに一本入った用事のない人しか通らない通りに、本当にひっそりと佇んでいます。しかも、店が地下にあるため、入りづらいことこの上ないのです。自分は、店の前を通ることが多いので、以前から一度は入ってみようかなと思いつつも、足を運べずに居ました。マンガ好きな方なら、明治大学「米沢嘉博記念図書館」の向かいのビルにあると言えば、店の場所の雰囲気はわかっていただけると思います。 

この日は、レコードにとっては大敵の雨模様でしたが、この日を逃すと、次のレコード市がいつになるかはわかりませんし、ony's BARに足を踏み入れる機会もないと思い、遊びに行くことにしました。15時オープンでぼくが入ったのは16時すぎ。オープンからそれほど時間が経っていないのに、店内にはレコードを掘る人が入れ代わり立ち代わり来ています。雨だし、宣伝もあまりされていないのに、きちんと、お客さんは来るものなのだなと思いつつ、自分もレコード堀りに参加。

ぼくの最近のレコード堀りの中心は、70年代後半から80年代初頭に掛けてのソウル、ディスコ、ダンスクラシックスなのですが、こういうレコード市ではジャンル分けは無粋というもの。とにかく、いろいろな盤の海の中から、自分が気になるものを探していきます。量が多いので、1枚1枚丁寧に見ているわけではないのですが、気になる盤にはパッと目が留まります。不思議なものです。そんな中で、今回購入したのはこちら。

 

▼Diane Tell『Chimeres』600円

カナダのケベックのシンガーの82年の作品。他のアルバムを2枚ほど持っているのですが、一番好きかもしれないです。フランス語で歌われるいい塩梅でソウルフレイバーが漂うAOR。まず、1曲目の「Teu Yeux」だけでも、このアルバムを買って良かったと思いました。リズム隊の感じといい、シンセのコード感とシンコペーションするメロディー。ぼくの好きな感じのサウンドが詰まっています。


Diane Tell - Tes Yeux [HD] - YouTube

 ▼Ennio Morricone『Les Meilleures Bandes Sonores De Ses Films』600円

モリコーネ御大の楽曲を集めたコンピ盤。73年。ジャケットからしたらマカロニものばかりなのかと思いきや、そういうわけではなさそうです。

 ▼Rotary Connection『The Rotary Connection』500円

ミニー・リパートンを擁したグループ「ロータリー・コネクション」の68年の1st。後年のミニーの音楽性を期待して買うと肩透かしを食いますので、ご注意を。サイケフレーバーあふれる音楽で時代の雰囲気を感じさせます。浮遊感あふれるサウンドに載ったはかないメロディーが心を打つ「Memory Band」だけでも聴いてみていただきたいです。

 ▼Clare Fischer & His Latin Jazz Sextet "2+2 Plus"『Free Fall』200円

ジャケットが家族の集合写真のようなお金の掛かっていない感じで何とも残念な感じなのですが、中身はブラジリアン・ジャズ、ラテン・ジャズの系譜の楽曲に巧みなコーラス・ワークが絡んだ完成度の高い作品です。ジャケット的にはなかなか無理そうだけど、中身的には、「ku:nel」とかで採り上げられてもおかしくないような作品な気がしますが、どうでしょう。

 ▼南野陽子はいからさんが通る』(7インチ)100円

言わずと知れたナンノの名曲です。カップリングの「はじめの一歩」がこれまた良いのです。

 ▼GARO『涙はいらない』(7インチ)100円

タイトルとは裏腹に涙がこぼれそうになるガロの名曲。この曲を作った堀内護さんが今年12月9日に逝去されました。追悼の意味も込めて購入。ご冥福をお祈りいたします。

 ▼いんぐりもんぐり『大嫌いっ!』(7インチ)100円

「恋はあせらず」系のリズムで奏でられる浮ついた曲。86年。個人的にはいんぐりもんぐりよりも後のINGRY'Sでの活動の方が記憶にありますね。世代の問題です。

 ▼TM NETWORKSelf Control』1(7インチ)00円

持っていても100円ならば買ってしまう名曲です。友達にあげてもいいですしね。

 ▼異邦人『嗚呼!!花の応援団』(7インチ)100円

どおくまんプロのジャケットが素晴らしいです。ミス花子「河内のオッサンの唄」的なニュアンスを感じるのですが、発売した年も同じ76年なのですね。

 

レコードを買った後は、バーでそのままビールを一本。初めて、TURNTABLE TOKYOの店主さんときちんと話をしました。店舗があったときには、購入時に話しかけることなどもなかったので、不思議な感じですが、すごく良かったですね。オントエンリズムストアの店主さんもとても気さくな方で良かったです。きっと、レコードを買った後に、そのままお酒を飲める環境だったから話をすることができたのかもしれないです。今後も、こういうバーとかで開催されるレコード市が増えてきたら、すごくいいですよね。自分もいつか機会があったら、出店してみたいです。残念ながら、売れるほどのレコードは持ちあわせていませんが・・・。