呪術音楽劇「邪宗門」

 久々に演劇実験室万有引力の演劇を観ました。

演目は41年ぶりの再演となる「邪宗門」です。

 

邪宗門」は、寺山修司さんの作品で、寺山さんの劇団である天井桟敷が海外で何度か公演後、日本では72年に一度だけ公演されました。

その後、41年もの間、再演されていませんでしたが、今年が寺山さんの没後30周年にあたるとともに、万有引力の結成30周年にあたるという記念の年であることもあって、この再演が行われることになったようです。

邪宗門」については、72年の公演が音源として残っていて、レコード、CDなどで聴くことができます。

自分もCDは持っており、邪宗門の演劇の内容は知っていたのですが、やはり一度、この目で観てみたいと思っていました。

日程の関係で行けないと思っていたのですが、追加公演があることを直前に知ることができ、なんとかすべりこみで行くことが出来ました。

 

邪宗門」の内容については、ここで書くことでもないし、特に書くつもりもないのですが、自分の感想は、「観に行って良かった!」の一言に尽きます。

万有引力の演劇は、90年代後半から2000年代前半に良く観ていたのですが、最近はずっと足が遠のいていました。仕事の関係で、なかなか行く機会を設けられないうちに、足が遠のいてしまったというのが実情です(反省・・・)。

僕が良く観ていた頃との大きな違いは、シーザーさん達による生演奏が付いていたことでしょうか。昔は劇伴がテープ演奏のみで、しかもドラムが打ち込みだったので、どうしても演劇の持つ肉体性、躍動感をそぎ落としてしまっているような印象だったのですが、今回はシーザーさんのパーカッションやa_kiraさんのギターがたいへん素晴らしく、それだけで、観にきた甲斐があったと思いました。

邪宗門」の俳優さんは知らない方も多かったのですが、自分が良く観ていた頃から印象的な演技をされていた小林桂太さんが主演をされていたり、井内俊一さんも参加されていたり(井内さんは2008年に退団されているみたいですが、今回は客演されていたようです)していて、嬉しくなりました。

 

観劇後は、最近、友人に教えてもらった高円寺のレコード屋に行き、ご主人と「邪宗門」のことなどをウダウダと話し(これが楽しいのです!)、良いレコードも手に入れて、帰路へとつきました。

自分はあまり社交的ではないので、なかなか友人が増えないのですが、音楽とか映画とか演劇とかを話せる知り合いを増やして仲良くなれたらいいなぁと思っています。また、遊びに行こうっと。